こんにちは、らいぱちです。
世界中でインフレが止まらず、政策金利の上昇が当面続きそうです。
金利の上昇は、株式や債券の価格下落につながりますので、相場は軟調に推移しています。
こんな時、心の支えになるのが配当金!
私は職業柄、個別株を買えない為、高配当ETFを購入しています。(正確には、買えないのではなく、インサイダー取引への抵触を避ける為、購入時の社内手続きが非常に煩雑となっている。)
米国の高配当株ETFも保有していますが、最近は日本の高配当株ETFにも注目しており、年初から毎月定期買付しています。
今回は、私が購入している日本の高配当株ETF「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF(証券コード 2564 )」(以下、GXスーパーディビ)の紹介と、日本の高配当株の可能性についてレビューします。
1.グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF(証券コード 2564 )
私は「GXスーパーディビ」を、SMBC日興証券のキンカブで定額買付しています。
※補足
SMBC日興証券のキンカブは、1株取引と違って毎月の投資可能額をきっちり使い切ることができるので投資効率がよく、投資信託と同じ感覚でETFを購入することが可能です。(但し、購入時の手数料はかかりませんが、売却時は0.5%のスプレッドがかかります。)
「GXスーパーディビ」は、2020年8月25日設定と比較的歴史の浅いETFです。
価格も1,992円(2022年10月13日時点)と安く、1口から購入できる為、これから始める人には買いやすいETFだと思います。(証券コード1489や1577もいい商品だが、1口あたりの価格が高すぎる…。)
信託報酬は0.429%(税込)とやや高いのですが、配当利回りは4.57%(2022年10月13日時点)と、日本の高配当株ETFの中では比較的高いです。
組入銘柄は25銘柄で、うち2銘柄はJ-REIT。
信託報酬が高いことと、銘柄数が少なく、J-REITも含むことは評価が別れそうです。
しかしながら、全てを満たす商品はそうそうありませんので、私は銘柄数の少なさと信託報酬の高さには目をつむり、1口あたりの価格と配当利回りを優先しています。
また、J-REITについてはネガティブには思っておらず、むしろJ-REITをポートフォリオに加えることも検討していたので前向きに捉えています。
2.日本株も高配当株のパフォーマンスは悪くない
さて、高配当株というと、米国株を思い浮かべる方が多いと思います。
米国ETFにはVYM、HDV、SPYD等、優良な高配当株ETFが多数ある為、日本の高配当株は陰に隠れがちですが案外捨てたものじゃありません。
一説によれば、日本株も高配当株なら米国株に負けていないと主張する方もいます。
実際、「GXスーパーディビ」のパフォーマンスは、日経平均やS&P500よりも良好です。(下記図は直近1年だが、設定来でも同様。)
また、テクニカル的に割高となっている米国株よりも、割安に放置されている日本株の方がこれからは投資妙味があるかもしれません。
米国高配当株の代表格VYMのパフォーマンスは下記の通りで、やはり「GXスーパーディビ」の方がVYMよりも良好です。(下記図は直近1年だが、設定来でも同様。)
配当利回りもVYM:3.35%に対し、「GXスーパーディビ」は4.57%と優位です。
経費率の低さは米国の高配当株ETFには及びませんが、パフォーマンスだけ見れば、日本の高配当株ETFも決して悪くない様に感じませんか?
3.日本の高配当株のメリット
日本の高配当株には、パフォーマンス以外にもメリットがあります。
①円建て、且つ投資先も国内の為、為替の影響を受けない。
➁外国株式と違い、外国税額控除を受ける為の確定申告が不要。
現在の様な円安局面だと、外国株式(特に米国株)は非常に買いづらいです…。
しかしながら、日本株は為替を気にせず、積極的に買い向かうことができます。
4.日本株の今後
米中貿易摩擦の激化や円安の進行により、サプライチェーンの見直しがさらに進む可能性があります。
実際に、アイリスオーヤマをはじめ、製造業に国内回帰の動きが出ています。
とりわけ、米国の「半導体技術の対中禁輸」は、大きな影響を与えそうです。
今後、半導体以外の分野でも同じことが起きるかもしれませんね。(個人的には期待しています。)
戦後、朝鮮戦争の特需で日本経済が復活した様に、世界的なサプライチェーンの見直しは日本経済復活のまたとないチャンスだと思います。
しかしながら、少子高齢化の進展やイノベーションが起きづらい日本の状況を鑑みると、日本の成長株に期待はできそうもありません…。(おまけに、岸田政権は経済音痴ですからね。)
その点、高配当株は成熟企業が多いので、既に一定の事業基盤を有す成熟企業は、円安やサプライチェーンの見直しに伴うメリットをしっかりと享受できそうです。
そう考えると、日本株へ投資するなら高配当株であり、高配当株なら投資妙味があると思います。
5.おわりに
今後はインデックスファンドを軸としつつ、高配当株への投資も行っていくつもりです。
日本株に限りませんが、高配当株は出口戦略が簡単なのもいいところだと思います。
インデックスファンドはどこかで売却しなければなりませんが、高配当株は売却不要で、保有し続けるだけで達成できます。
また、配当金を損益通算の原資に使えるのもありがたいです。
人は損失がでると売却(損切り)を躊躇してしまいがちですが、配当金と相殺すれば課税された税金を取り戻すことができます。
相場が荒れていたり、リバランスが必要な際、配当金が売却(損切り)を後押ししてくれるので、インデックスファンドとの二刀流は悪くないと思います。
さて、日本の高配当株ETFは情報が少なく、私自身も手探り状態ですが、個人的にはあまり注目されていない今が買い時だと考えています。
今年の年末でちょうど1年経ちますので、あらためてレビューします。
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世界中でインフレが止まらず、政策金利の上昇が当面続きそうです。
金利の上昇は、株式や債券の価格下落につながりますので、相場は軟調に推移しています。
こんな時、心の支えになるのが配当金!
私は職業柄、個別株を買えない為、高配当ETFを購入しています。(正確には、買えないのではなく、インサイダー取引への抵触を避ける為、購入時の社内手続きが非常に煩雑となっている。)
米国の高配当株ETFも保有していますが、最近は日本の高配当株ETFにも注目しており、年初から毎月定期買付しています。
今回は、私が購入している日本の高配当株ETF「グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF(証券コード 2564 )」(以下、GXスーパーディビ)の紹介と、日本の高配当株の可能性についてレビューします。
1.グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF(証券コード 2564 )
私は「GXスーパーディビ」を、SMBC日興証券のキンカブで定額買付しています。
※補足
SMBC日興証券のキンカブは、1株取引と違って毎月の投資可能額をきっちり使い切ることができるので投資効率がよく、投資信託と同じ感覚でETFを購入することが可能です。(但し、購入時の手数料はかかりませんが、売却時は0.5%のスプレッドがかかります。)
「GXスーパーディビ」は、2020年8月25日設定と比較的歴史の浅いETFです。
価格も1,992円(2022年10月13日時点)と安く、1口から購入できる為、これから始める人には買いやすいETFだと思います。(証券コード1489や1577もいい商品だが、1口あたりの価格が高すぎる…。)
信託報酬は0.429%(税込)とやや高いのですが、配当利回りは4.57%(2022年10月13日時点)と、日本の高配当株ETFの中では比較的高いです。
組入銘柄は25銘柄で、うち2銘柄はJ-REIT。
信託報酬が高いことと、銘柄数が少なく、J-REITも含むことは評価が別れそうです。
しかしながら、全てを満たす商品はそうそうありませんので、私は銘柄数の少なさと信託報酬の高さには目をつむり、1口あたりの価格と配当利回りを優先しています。
また、J-REITについてはネガティブには思っておらず、むしろJ-REITをポートフォリオに加えることも検討していたので前向きに捉えています。
2.日本株も高配当株のパフォーマンスは悪くない
さて、高配当株というと、米国株を思い浮かべる方が多いと思います。
米国ETFにはVYM、HDV、SPYD等、優良な高配当株ETFが多数ある為、日本の高配当株は陰に隠れがちですが案外捨てたものじゃありません。
一説によれば、日本株も高配当株なら米国株に負けていないと主張する方もいます。
実際、「GXスーパーディビ」のパフォーマンスは、日経平均やS&P500よりも良好です。(下記図は直近1年だが、設定来でも同様。)
また、テクニカル的に割高となっている米国株よりも、割安に放置されている日本株の方がこれからは投資妙味があるかもしれません。
米国高配当株の代表格VYMのパフォーマンスは下記の通りで、やはり「GXスーパーディビ」の方がVYMよりも良好です。(下記図は直近1年だが、設定来でも同様。)
配当利回りもVYM:3.35%に対し、「GXスーパーディビ」は4.57%と優位です。
経費率の低さは米国の高配当株ETFには及びませんが、パフォーマンスだけ見れば、日本の高配当株ETFも決して悪くない様に感じませんか?
3.日本の高配当株のメリット
日本の高配当株には、パフォーマンス以外にもメリットがあります。
①円建て、且つ投資先も国内の為、為替の影響を受けない。
➁外国株式と違い、外国税額控除を受ける為の確定申告が不要。
現在の様な円安局面だと、外国株式(特に米国株)は非常に買いづらいです…。
しかしながら、日本株は為替を気にせず、積極的に買い向かうことができます。
4.日本株の今後
米中貿易摩擦の激化や円安の進行により、サプライチェーンの見直しがさらに進む可能性があります。
実際に、アイリスオーヤマをはじめ、製造業に国内回帰の動きが出ています。
とりわけ、米国の「半導体技術の対中禁輸」は、大きな影響を与えそうです。
今後、半導体以外の分野でも同じことが起きるかもしれませんね。(個人的には期待しています。)
戦後、朝鮮戦争の特需で日本経済が復活した様に、世界的なサプライチェーンの見直しは日本経済復活のまたとないチャンスだと思います。
しかしながら、少子高齢化の進展やイノベーションが起きづらい日本の状況を鑑みると、日本の成長株に期待はできそうもありません…。(おまけに、岸田政権は経済音痴ですからね。)
その点、高配当株は成熟企業が多いので、既に一定の事業基盤を有す成熟企業は、円安やサプライチェーンの見直しに伴うメリットをしっかりと享受できそうです。
そう考えると、日本株へ投資するなら高配当株であり、高配当株なら投資妙味があると思います。
5.おわりに
今後はインデックスファンドを軸としつつ、高配当株への投資も行っていくつもりです。
日本株に限りませんが、高配当株は出口戦略が簡単なのもいいところだと思います。
インデックスファンドはどこかで売却しなければなりませんが、高配当株は売却不要で、保有し続けるだけで達成できます。
また、配当金を損益通算の原資に使えるのもありがたいです。
人は損失がでると売却(損切り)を躊躇してしまいがちですが、配当金と相殺すれば課税された税金を取り戻すことができます。
相場が荒れていたり、リバランスが必要な際、配当金が売却(損切り)を後押ししてくれるので、インデックスファンドとの二刀流は悪くないと思います。
さて、日本の高配当株ETFは情報が少なく、私自身も手探り状態ですが、個人的にはあまり注目されていない今が買い時だと考えています。
今年の年末でちょうど1年経ちますので、あらためてレビューします。
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